花非花
花非花,霧非霧。
夜半來,天明去。
來如春夢幾多時,
去似朝雲無覓處。
「花のようでいて花ではない」
と、恋人(女性)を「花」に例えた比喩表現から始まる
白居易 作の中国では有名な詩。
意訳:
花のようでいて、花ではない。
霧のようでいて、霧ではない。
夜更けにやって来て、明け方に去る。
逢っている間は春の夢のように儚く、
去りゆく時は朝雲のようになす術が無い。
(解説:ワケあって昼間に公然と逢えない恋人同士が、
夜中に人目を忍んで逢引する心情を書いた詩)
A flower is not a flower
Ryuichi Sakamoto
坂本龍一のアルバム『/05』に収められている楽曲で、最近の僕のヘビーローテーション。(2009年12月現在)
もとは台湾の二胡奏者 Kenny Wen に依頼され作られた作品です。
(Kenny Wenの二胡ヴァージョンも聴いてみたい)
詩の世界を表現した、儚い夢のような趣きのとても美しい曲です。
最近の僕は南国ムードではなく、冬ならではの物悲しさを楽しんでいます。
ところで、12月初旬のヨーロッパ・ツアーを終えた坂本さんが帰国後再びコンサートを開きます。
僕は12月23日(水・祝)の回に行く予定です。
↓Kenny Wenの二胡ヴァージョン(追記)
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